column

2022.7.22

シンプルだけどシンプル過ぎない ずっと着けるものだからこそ、こだわりを目に見える形に

指輪をつくる前、多くのお客様が漠然と持っているデザインや材質、お色のイメージ。
おふたりのストーリーを私たちに共有していただいている間に出てくる様々なアイデア。
それらを目の前でリングデザインシステムを見てもらいながら、おふたりの”こだわり”をリアルタイムにつくっていく。

ご注文を頂いた後、「届くのが楽しみ!早く着けたい!」
ずっと着けていても、「手になじむから違和感がない。」
そう思っていただけるacredoの指輪づくり。

「そろそろ結婚指輪をつくらないとね。」
そんな話をしているうちに、どんどん結婚式の日が近づいてきました。
いざインターネットや雑誌で調べてみても、情報が多くて整理がつかず足踏み。
そんなときに、ふと職場の先輩が着けてる結婚指輪が気になりました。
どこで買った指輪か聞いたとき、『acredo(アクレード)』の名前を初めて聞きました。
インターネットで調べると、オーダーメイドできる、コスパが良いなどの口コミが。
「私たちの希望に合ってるかも」と、直接店舗に行くことを決めました。

一緒に指輪を”つくる”ということ

おふたりでご来店いただいた初回。
お話を聞いていく中で出てきたこだわりは
「シンプルだけどどこかにこだわりは入れたい。」というもの。
男性のお客様は普段まったくアクセサリーを着けないとのこと。
だからこそ「極力シンプルで、そして丈夫であってほしい」というご要望。
女性のお客様は「カラーはイエロー系がいい」というシンプルなご要望。
あとは物を見ながら決めていきたいといったご様子でした。
おふたりと一緒に当社のリングデザインシステムを使い、
完成イメージや一工夫のアレンジ感を見てもらいながら進めていきました。

「こんなにリアルタイムで自分の要望がリングに反映されるんだ!すごいねっ!」
当社のシステムに喜んでもらいながら、
おふたりのお話をヒアリングしつつ複数のパターンを見ていただきました。
並行して、実際に店舗にあるもので色合いや着け心地を体感していただきます。
「やっぱり僕にイエローはカジュアルすぎるかな。」
「細めで小さくすると指もスラッとして見えない?」
指輪を着けた自分の手を目の前にすることで出てくる意見は、
今まで自分たちでも気づかなかったものでした。
「私たち、思っていた以上にこだわりあるね(笑)」
そうやって笑い合いながらお互いのこだわりを共有し、指輪のデザインを決めていただきました。

今回のおふたりの指輪のデザインは似ているものではないですが、
それが”こだわり”となりました。
「見た目のペア感は大事にしたかったんですけど、
まさかの形でふたりとも納得できちゃいました(笑)」
お互いがお互いの指輪を見ながら細かくオーダーができたので、その特別感で十分とのこと。
それぞれのデザインを別にするという”こだわり”。
おふたりの新しい発見を手伝えて、私たちも嬉しい限りでした。
お渡しの際には、ご希望だったお付き合いされた記念日を指輪の内側に刻印。
普段見えない部分に、おふたりだけの特別感を
添えさせていただきました。

“シンプルの中で個性を出す”
今回の答えは本人たちの考えにはなかったものでした。
見た目が違うことよりも、一緒にデザインを考えられた。
その空間もかけがえのない瞬間なのかもしれません。
お互いの個性を尊重し合える。
それを表現している、美しい指輪でした。

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