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report 06

「アクレード」の結婚指輪は「ふたりで一緒に作ったよね」と思い出せる「原点」ともいえる存在

奈良祐希さん(陶芸家・建築家)・横山実希さん(加賀繍作家)

奈良祐希さん(陶芸家・建築家)・横山実希さん(加賀繍作家)

ジュエリーやアクセサリーを探している際、「ここがもっとこうだったら良いのに」と歯がゆい気持ちを感じたことはありませんか?今回お話をお聞きしたおふたりは共にクリエイティブな仕事に誇りを持っていることもあり、身に付けるものにはこだわりがあります。そんなおふたりでも「一生身に付けていたい」と思えるような結婚指輪が完成した、「アクレード」でのオーダーメイドについてお聞きしました。

デザインにこだわりのある自分達でも完成をイメージしながら形にできる

今回結婚指輪をオーダーメイドで作るにあたり、おふたりでどのようにデザインを決めていきましたか?

奈良アクレードの良さは結婚指輪をオーダーメイドで自分たちの好きなようにカスタマイズできるところです。そのため、予めイメージしたものをその場で当てはめるよりフラットな気持ちでその場で見た直感からイメージをふくらませるほうが自分たちらしいものができると思いました。そこで、店舗に来てからサンプルを目にして自分達が心を揺さぶられる模様やパターン、無限のバリエーションから自分達の好きなデザインを拾い上げていきました。

線の重なりが美しいデザインに仕上がりましたね。

奈良中島みゆきさんの「糸」という歌が好きで。この歌は糸が折り重なって離れたり近づいたりする様子が、人間関係や夫婦関係、そして愛をイメージしています。そんな歌のイメージを指輪にも込めました。僕のデザインは単に「かっこいい・かわいい」だけじゃない、意味合いを持たせることにこだわっています。線の重なりから心情や気持ちを描写できることで、より2人でつける意味があるのではないかと思いました。

奈良祐希さん(陶芸家・建築家)・横山実希さん(加賀繍作家)
オーダーリング

おふたりともクリエイティブなお仕事をされていますが、普段のデザインとの違いや共通する部分はありましたか?

奈良今回のリングデザインシステムを使用したオーダーメイドは建築と共通点だらけでした。建築もコンピューターでデザインしたりレイアウト変えたりする必要があります。コンピューターと人間のキャッチボールが大事なのですが、コンピューターではわからない情報もあったりするんですね。でも「アクレード」では、コンピューターだけではわからない質感などは実際に指輪を見せてもらうことができたので、かなり具体的な完成をイメージすることができたのが良かったと思います。

実希加賀繍は伝統工芸で古くから伝わったものでデジタルな部分はないため、普段のデザインとアプローチは異なります。ですが、手作業で作り上げていたり、2人のアイディアと1つ1つの手作業が積み重なって良いものが完成したりするところは同じだと感じました。

頭に思い描いたデザインがすぐに目に見える形に

リングデザインシステムを利用してのオーダーメイドはいかがでしたか?

奈良僕らのデザイン的な要望を数秒でダイレクトにビジュアルで見せてくれることに驚きました。自分たちでデザインしている感覚も芽生えますし、次第に自分の世界に入り没頭してしまいました。一体感を持ってスタッフの方との有機的なキャッチボールができたのが素晴らしいと思います。

実希自分たちがイメージし、頭に思い描いたデザインがweb上のリングデザインシステムにすぐに目に見える形にしていただけることに驚きました。デザインの途中で「やっぱり違ったね、さっきの方がよかったね」という場合でもすぐに前のものに戻せるので比較検討ができるのも良かったと思います。

奈良祐希さん(陶芸家・建築家)・横山実希さん(加賀繍作家)
リングデザイン画面

結婚指輪を目にする度に今日という日を思い出すことができる

この結婚指輪はおふたりにとってどんな存在になってくれそうですか?

奈良一般的な結婚指輪は「そこにあるものを好きか」が購入の決め手になりますが、アクレードの結婚指輪は100%好きなデザインの指輪を買うのではなく、自分たちで100%好きなデザインに近づける作業ができるのが良いですね。見る度に「あの時、ふたりで一緒に作ったよね」と体験とともに形があることでより愛着を持てると思います。ふたりにとって「原点」ともいえる存在になってくれると思います。

実希私もジュエリーを買う時にいつも「もう少しこうだったら」と思うことが多く、またサイズがなくて諦めることもあります。ですが、アクレードなら自分が本当に欲しいものを作れるし、より想い入れを持って一生大事にできるのが嬉しいです。実は2人で一緒に作品をつくったことは1度もなくて。初めて1つの作品を生み出すことができた今日は思い出に残る日になりました。これから先も結婚指輪を目にする度に今日という日を思い出すことができると思います。

奈良祐希さん(陶芸家・建築家)・横山実希さん(加賀繍作家)
奈良祐希さん(陶芸家・建築家)・横山実希さん(加賀繍作家)
profile

奈良祐希さん・横山実希さん

<奈良祐希さん> 11代大樋長左衞門の長男として生まれ、東京藝術大学大学院を首席で卒業後は陶芸家・建築家として活動している。数々の賞を受賞し、金沢21世紀美術館にも作品が展示されるなど、陶芸と建築という2つの領域をまたいだ創作活動を行っている。

<横山実希さん>加賀繍工房「加賀繍IMAI」の5代目として生まれ、一度は一般企業に就職したものの、先祖代々守っているものの凄さを改めて感じ、伝統を受け継ぐことに。現在は日々研鑽を積みながら加賀繍を広める活動を行っている。

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