アクレードのドイツ鍛造リングの歴史:時代を超えた美と技術 - アクレード銀座 | acredo

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2025.05.19

アクレードのドイツ鍛造リングの歴史:時代を超えた美と技術

アクレードの特徴といえばふたりらしさを叶えるオーダーメイドリングですが、指輪の「質」に関しても大変好評をいただいています。
そこで今回は、アクレードの結婚指輪の品質を支える工場やその歴史、ドイツ鍛造リングの歴史、そして指輪が出来上がるまでの工程についてご紹介します。

アクレードのリングはどこから?ジュエリーの街「プフォルツハイム」の歴史

プフォルツハイムは、ドイツ西南部「シュヴァルツヴァルト(黒い森)」の北玄関口に位置する美しい街。多くの宝飾品工房や工場が集まり、世界でも有数の宝飾産業が盛んな街として知られています。
そのきっかけとなったのは、1767年。同じ黒い森にある街「カールスルーエ」の辺境伯夫人であるカロリーネ・ルイーゼが、プフォルツハイムに初の宝飾工房を作ったことを発端に続々と工房が集まり、目覚ましい発展を遂げました。
また、プフォルツハイムにはドイツでも有数のコレクションを持つ「宝飾博物館」や、宝飾産業の歴史を語る「宝飾品時計産業博物館」もあることから、世界中の宝石商から注目されています。

そしてアクレードのリングは、そのプフォルツハイムのなかでも老舗工房である「egf社」のマイスターの手によって作られています。
ドイツのマイスターとは、高い技術と豊富な経験をもつ職人だけに与えられる国家認定の最高職位のこと。彼らの熟練技術と最新のテクノロジーを融合させたオーダーメイドで、世界にたったひとつの結婚指輪を作りあげています。

アクレードの結婚指輪ができるまで

1. 素材の調合

まずはお客様の注文に沿って貴金属素材を配合し、高温で溶かします。素材の配合の微妙な違いで、ゴールドのカラーと硬度は変わります。この地金の配合はリング製作の基礎となる工程であり、それぞれの工場の個性が表れる部分でもあります。
溶けた地金を板材の金型に流し込み、型から抜いて冷やしたら地金板の完成です。

2. 圧延

次に、専用の機械で地金板の圧延を繰り返し行います。
機械のローラーを使い、中程度の温度(数百度)で数十回圧延を行うことで地金中の余分なガスが抜けて密度が上がり、貴金属分子が均一になります。この工程で、硬く粘りのある鍛造地金の第一段階が成形されます。

3. 打ち抜き

指輪の素材が完成したら、次はそこからパンチングマシンを使いベースリングを打ち抜きます。指輪のもととなるものを「切り取る」のではなく、数百トンの圧力をかけて「打ち抜く」ことで更に硬度が上がります。

4. 加工

「CNC」と呼ばれるコンピュータ制御の精密切削機を使いお客様のオーダーに合わせてサイズを調整し、切削、彫刻、職人が手作業で石留め、研磨などを施します。

まずはベースリングをローラーにセットし、手作業でサイズや厚みを調整していきます。リングの内側と外側から挟み、回転させながら圧力をかけるため、さらに地金の硬度と均一性が増します。
次に機械でできる範囲のリングのデザインを削り出します。さらに鏡面やマットなどデザインに応じた仕上げを施し、アクレードの特徴である個性的なテクスチャーを作りだします。

このあとダイヤモンドを留める場合は地金に石穴をあけて、職人の手作業によりダイヤモンドのセッティングと留めを行います。

最後にスタッフがルーペを使って入念に検品し、厳しい基準を無事にクリアした指輪がお客様の元に届けられます。

歴史に裏打ちされた確かな技術で、品質とデザイン性を両立

結婚指輪の交換は日本ではまだ歴史の浅い風習ですが、ドイツでは実に500年以上の歴史を持ち、とても神聖なものとして扱われています。
この精神的な価値の高さと先端技術、最高レベルの職人技の融合による品質の高さが、ドイツの鍛造リングの魅力だと言えるでしょう。

アクレードの結婚指輪はこのドイツ式の鍛造製法で製作している為、丈夫で、真円で、つなぎ目がありません。さらに、デザインにもこだわることができるため、結婚指輪としてアクレードの指輪を選ぶことは、特別でとても素敵な選択になるはずです。

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