初心者向けダイヤモンドグレードガイド - アクレード銀座 | acredo

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2025.07.03

初心者向けダイヤモンドグレードガイド

ダイヤモンドを選ぶとき、「どこから始めればいいのか分からない」と感じる方は少なくありません。特に「ダイヤモンドグレード」となると、聞き慣れない専門用語や評価基準が並び、戸惑ってしまうのも当然です。しかし、いくつかの基本を押さえるだけで、ダイヤモンド選びはぐっと身近で安心なものになります。このコラムでは、ダイヤモンドグレードに関する基礎知識をわかりやすく解説し、失敗しない選び方のポイントをご紹介します。ダイヤモンドグレードの意味を知ることで、見た目の美しさだけでなく、本質的な価値を見極める力が身につきます。ジュエリーは、想いを込めて選ぶ特別なもの。だからこそ、安心して選べるよう、このガイドが少しでもお役に立てば幸いです。

ダイヤモンドの国際的な評価基準=4C

ここでは、4Cと呼ばれるダイヤモンドの国際的な評価基準について、また、婚約指輪、結婚指輪を買う場合に4Cのうち何に注目してダイヤモンドを選ぶといいのかをお伝えします。4Cとは、カラット(重量)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨)のCが頭文字の4つの基準によって鑑定されるダイヤモンドの評価基準のことです。

ダイヤモンドの重さの単位、カラット(CARAT)

大きさを表す単位だと間違えられやすいのですが、カラットとは重さの単位です。1ctは0.2g。ジュエリーとして使われるダイヤモンドは、通常は0.05ctから1.0ctの間と言われています。カラット数が大きいほど希少価値が高くなるために2ctのダイヤモンドは1ctの倍ではなくおよそ3〜4倍になることもあります。

ダイヤモンドの色の品質を示すカラー(COLOR)

ダイヤモンドの色は、無色に近いものほど希少価値が高く、一般的に品質が高いと評価されます。カラーグレードは、無色の「D」から、黄色味の強い「Z」までの23段階で評価され、グレードが下がるにつれて黄色味が強くなります。このカラーの違いは非常に繊細で、特に「Hカラー」以上(D〜Hグレード)であれば、通常の照明下で肉眼によって色の違いを見分けるのは困難です。そのため、これらのグレードのダイヤモンドは一般的に「無色〜ほぼ無色」とされ、見た目には無色透明に見えることが多いです。

透明度を表すクラリティ(CLARITY)

ダイヤモンドは天然の鉱物であるため、成長の過程でさまざまな内包物(インクルージョン)や外部特徴(ブレミッシュ)が取り込まれます。これらの数や大きさ、位置、色などに基づいて評価されるのが「クラリティグレード(透明度)」です。クラリティグレードは、最高評価のFL(フローレス:10倍の拡大でも内包物や外部特徴が確認できない)から、内包物が多く肉眼でも確認できるグレードまで、全部で11段階に分かれています(FL, IF, VVS1, VVS2, VS1, VS2, SI1, SI2, I1, I2, I3)。内包物が気になる場合は、通常の使用において肉眼では確認しにくいVS2以上のグレードを選ぶのがおすすめです。ただし、内包物は天然ダイヤモンドであることの証でもあり、その石固有の「個性」として受け入れられることもあります。輝きに影響しない程度の内包物であれば、ダイヤモンド本来の美しさが損なわれることはほとんどありません。

職人による技が評価されるカット(CUT)

ダイヤモンドは、いかに優れたカットを行うかで輝きの強さや美しさが決まります。カットは、プロポーション(各カットの均衡)、シンメトリー、研磨によって評価され、最高グレードの「Excellent」、光学的にも理想とされる「Very Good」、理想的な「Good」、やや劣る「Fair」、劣る「Poor」の5等級に分類されます。

多くの人に選ばれているのは、「3EX」と呼ばれるダイヤモンド

婚約指輪で多くの人から選ばれ、人気があるのが「3EX(トリプルエクセレント)」と呼ばれるダイヤモンドです。プロポーション、シンメトリー、研磨の全項目において「Excellent」の評価がついた、すべてが最高の状態にある、素晴らしい輝きを発するダイヤモンドです。

4Cの中で最も注目すべき項目はカット

ダイヤモンドの価値を評価する「4C」(カラット・カラー・クラリティ・カット)は広く知られていますが、その中でも特に重視すべきなのは「カット」です。カラー(色)、クラリティ(透明度)、カラット(重さ)は、ダイヤモンドが自然に持って生まれた要素です。これに対して、カットは人間の技術によって左右される唯一の要素です。

カットの良し悪しは、ダイヤモンドの輝きに直結します。具体的には、次の3つの輝きが関係しています:

  • シンチレーション:ダイヤモンド表面で光が反射して生まれるきらめき
  • ブリリアンシー:石の内部から感じられる明るい輝き
  • ディスパージョン:プリズムのように分かれる虹色の光

これらの美しい輝きを引き出すためには、卓越したカット技術が必要です。技術が高いほど、ダイヤモンドが取り込む光の量は増え、見た目の輝きも一層際立ちます。カットは、ダイヤモンドの印象や美しさを左右する最も重要な要素といえます。

4C以外の意外なチェックポイントは、直径

4Cが良いダイヤモンドを見極める指針になることはもちろんですが、そのほかにもお伝えしたい意外なポイントがあります。それは、見た目の大きさにダイレクトに影響するダイヤモンドの「直径」をチェックしていただきたいということです。婚約指輪や結婚指輪は生涯つけるもの。それなりの大きさのダイヤモンドであることが、年齢を重ねたときの指にも馴染み、またつけるときの満足度を高めてくれます。同じカラット数(重量)でも直径は変わるので、確認してみてください。

アクレードが取り扱うダイヤモンドグレードについて

アクレードでは、お客様のさまざまなご希望にお応えできるよう、厳選した高品質のダイヤモンドを用意しています。取り扱っているすべてのダイヤモンドは、国際的な評価基準である「4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)」に基づいて厳しく評価されています。

カラーやクラリティはお客様ご自身の好みに合わせてお選びいただけます。カットに関しては、「GOOD」以上の品質を保証しており、特に0.3カラット以上のダイヤモンドは「EXCELLENT」評価のものをご案内しています。さらに、0.3カラット以上のダイヤモンドには信頼のあるGIA(米国宝石学会)の鑑定書が付いています。

また、アクレードの商品を製造しているEGF社は、RJC(責任あるジュエリー協議会)の認証を取得しており、すべてのダイヤモンドはRJC認証された信頼できるサプライヤーから仕入れています。紛争ダイヤモンド(コンフリクト・ダイヤモンド)などは一切使用していません。安心してお選びいただけます。

お客様一人ひとりに寄り添うことができるよう、アクレードでは経験豊富なスタッフがダイヤモンド選びに関するご質問や不安にも丁寧にお答えします。

お客様の大切な瞬間をより一層美しく彩るために、最高のダイヤモンドをご提供いたします。

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