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2024.01.15

個性豊かな輝きを放つ「カラーダイヤモンド」とは。
その種類や魅力を解説

ダイヤモンドの魅力と言えば、その輝きと透明感。しかし、ダイヤモンドの中には赤や青、ピンクといった鮮やかな色を放つものもあります。
色のついたダイヤモンドは一般的に「カラーダイヤモンド」と呼ばれ、ジュエリーにあしらわれることもあります。
今回はカラーダイヤモンドの種類や、色がついている理由について解説します。

アクレード

カラーダイヤモンドに色がついているのはなぜ?

まず、カラーダイヤモンドには天然と人工のものがあります。
ダイヤモンドとは、地球の奥深い場所で炭素原子の集合体を含んだ岩石が高温で溶かされて炭素原子同士が結びつき、結晶の生成が始まってできるもの。
その過程で不純物が混じり、色がついたものが天然のカラーダイヤモンドです。天然のカラーダイヤモンドのなかでも、特に発色が良く鮮やかなものは「ファンシーカラーダイヤモンド」と呼ばれています。
一方、さまざまな技術を駆使して人工的に着色されたものが、人工のカラーダイヤモンドです。着色方法はいくつかありますが、現在ではアクレードも採用している高温の中で圧力をかけるHPHTプロセスが一般的です。その他にも、放射線を照射してダイヤモンドの内側から色を変化させる方法、別の物質を注入する方法、表面をコーティングする方法などがあります。

カラーダイヤモンドの定義

ダイヤモンドの色は、ダイヤモンドの鑑別・鑑定を行う非営利鑑定機関「GIA」が定めた基準により、DからZの23段階のカラーグレードに分けられます。通常のダイヤモンドは着色が見えるほど価値が下がりますが、Zの範囲を超えた色が認められるファンシーダイヤモンドは色が濃ければ濃いほど価値が上がります。
色の明度と彩度により細分化され、最も価値が高いものは「Fancy Vivid(ファンシービビッド)」に分類されます。

カラーダイヤモンドの色は、ダイヤモンドを構成する要素によって変化します。

イエロー、ピンク、ブルー、レッド、グリーン、パープル、バイオレット、オレンジ、ブラウン、ブラック、グレー、ホワイトなど、実にさまざまな種類がありますが、GIAが鑑定対象にするのは、ブラウン、ブラック、グレー、ホワイト以外の8色のみとなっています。

●イエロー:窒素(元素記号:N)を含む。南アフリカのケープ州で多く産出されます。他の色と比べて多く産出されますが、鮮やかなイエローダイヤモンドは高く評価されます。

●ブルー:ホウ素(元素記号:B)を含む。主に南アフリカのカリナン鉱山で発掘されますが、天然石は産出量が極めて少なく「人生で一度見られたら幸せ」と言われるほど。

●グリーン:微量のホウ素と窒素を含み、天然の放射線の影響で発色します。約300年ほど前にインドアーンドラ プラデシュ州の鉱山で発見されたといわれる「ドレスデン・グリーン」が有名です。

●ピンク:結晶構造の異常によって発色すると言われていますが、現代ではまだ解明されていません。カラーダイヤモンドの中でも特に希少性が高く人気があります。過去数十年ではオーストラリアのアーガイル鉱山が主な採掘場でしたが、鉱山が2020年に閉山したため、さらに希少価値が高まっています。

●レッド:現代でも解明されていませんが、滑り(八面体方向に沿った原子のわずかな動き)に起因する原子構造の欠陥が関与していると言われています。レッドダイヤモンドは、カラーダイヤモンドの中でもっとも高価な宝石です。産出量が少なく、市場になかなか出回りません。数億円で取引されるのも珍しくない大変貴重なダイヤモンドです。

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結婚指輪にふさわしいカラーダイヤモンド

婚約指輪や結婚指輪にダイヤモンドがあしらわれていることが多い理由は、ダイヤモンドが「不屈」や「無敵」の意味を持つギリシャ語の「adamas」に由来し、日本では「永遠の絆」「純潔」「永久不変」という意味を持つことにあります。
もちろん、ダイヤモンドの一種であるカラーダイヤモンドも同じ意味を持っているのですが、実はカラーによって別々の意味もあります。

例えば日本では「完全無欠の愛」「最終決定」という意味を持つピンクダイヤモンドは、婚約指輪や結婚指輪にもぴったりでしょう。
また、サムシングブルーに倣い、指輪にブルーダイヤモンドを取り入れる方も。
そして、男性におすすめなのが「成功する」という意味を持つブラックダイヤモンド。個性的で、凛とした印象を与えます。

このように、カラーダイヤモンドにはさまざまな種類があり、それぞれに持つ価値や意味も異なります。ジュエリーに取り入れるときはぜひ参考にしてみてください。

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