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2023.02.03

婚約指輪を永く楽しみたい方に。
結婚指輪との重ねづけで、より手元に華やぎを

婚約指輪・結婚指輪

プロポーズと共に渡される婚約指輪には、贈る側の決意と贈られる側の喜びが詰まっています。一方で、大切にするがゆえに「結婚指輪を交換してからはつける機会があまりない……」といった声も。
思い出が詰まった婚約指輪をもっと活用したいなら、結婚指輪との「重ねづけ」はいかがですか?
今回は結婚指輪と婚約指輪を重ねづけするときの注意点や、おすすめのデザインをご紹介します。

婚約指輪(エンゲージリング)とは

婚約指輪の歴史は古く、はじまりは古代ローマ時代と言われています。当初、婚約指輪は鉄でつくられていましたが、のちに金を用いるようになったのだとか。現代のようにダイヤモンドがあしらわれるようになったのは、15世紀。しかし当時は一部の裕福層しか手に入れることができず、一般に普及したのは19世紀末のことでした。
婚約指輪という文化が日本に渡来したのは、戦後の高度成長期。1970年代にはダイアモンド会社が打ち出した「婚約指輪は給料3ヵ月分」というキャッチコピーが一躍有名になり、婚約指輪を贈る慣習が一気に広まりました。

以来、プロポーズをする際にサプライズとして用意するのが通例となった婚約指輪。
しかし近年では、ふたりで話し合って「必要ない」と結論を出す方も。婚約指輪の費用を、新生活や結婚式など他のことに充てたいなど理由は人によってさまざまですが、そのひとつとして「つける機会がないから」という意見も多いようです。
そんな方におすすめなのが、結婚指輪との重ねづけです。婚約指輪は結婚を機に結婚指輪に替えるのが一般的ですが、最近は元々結婚指輪とセットとなり、重ねづけできるようなデザインの婚約指輪も増えています。

結婚指輪と婚約指輪の重ねづけをするときに知っておきたいこと

婚約指輪はダイヤモンドなどの宝石が入り、煌びやかなデザインが多いのに対し、結婚指輪は生活になじむようなシンプルなものが多く販売されています。
T.P.O.によってつけ替えるのも良いですが、重ねづけすることで手元をより華やかに演出できます。特に結婚式、同窓会、パーティーなどのフォーマルシーンで重宝するでしょう。
また、デートやショッピングなど、ちょっとしたお出かけのラフなスタイルにアクセントとして取り入れれば、グッと上品なスタイルに仕上がります。

婚約指輪・結婚指輪の重ねづけ

重ねづけするときの順番は?

いざ重ねづけをしようと思ったときに、ふと疑問に思うのが「順番」ではないでしょうか。
結婚指輪と婚約指輪を重ねづけする際は、最初に結婚指輪をはめて、それから婚約指輪をはめるのが一般的です。これには、結婚指輪を婚約指輪でロックすることで“永遠の愛の証”になるといった意味合いがあるのだそう。セットになっている指輪の場合、ほとんどのデザインはこの順番でつけることを想定してつくられています。

結婚指輪と婚約指輪の相性も大切

結婚指輪と婚約指輪を重ねたときにちぐはぐな印象では、重ねづけの魅力が損なわれてしまいます。
まず、リングの形状・太さや、宝石の大きさ・色・場所など、重ねたときのバランスが良いかどうかをチェックしましょう。そして地金の色も、イエロー系、シルバー系、ピンク系などバリエーションが豊富なので、組み合わせたときの相性を考えて選ぶことが大切です。

また、指輪を重ねづけするとき、指輪同士がぶつかり合うことは避けられません。そのため、重ねづけは指輪に傷がつきやすいというデメリットもあります。デザインの形状や地金の組み合わせが悪いと、特に傷がつきやすくなってしまう場合も。気になる方は、傷みにくい素材の指輪にする、重ねづけを前提としたセットリングを選ぶなどの対策をとりましょう。

丈夫なリング選びについてはこちらから

重ねづけ用にデザインされたセットのリングが◎

婚約指輪・結婚指輪の重ねづけ

以上の注意点やデメリットを踏まえ、結婚指輪と婚約指輪の重ねづけを楽しむならセットリングがおすすめです。
重ねづけしたときにより美しく華やかになるようデザインされたセットリングなら、相性を気にする必要はありません。単品でつけたときの印象とガラリと変わる楽しさがあるものや、自分ではなかなか挑戦できないような地金の色の組み合わせなど、さまざまなバリエーションが用意されていますよ。

ふたりの約束と誓いが込められた、婚約指輪と結婚指輪。お気に入りの組み合わせを見つけて、洗練された輝きを楽しんでくださいね。

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